メタボ対策の理想な睡眠時間。

健康のためには、睡眠を充分とること、とよく言われます。
でも、逆に寝すぎても良くないようです。

睡眠時間が短いと、肥満や高血糖、動脈硬化の原因となる脂質異常症を
引き起こしやすいことが、日本大学などによる国内の大規模疫学調査でも
判明しています。



理想の睡眠時間は６〜８時間とされますが、睡眠がこれより長いと、
集中力や注意力が鈍くなります。
これは、寝すぎは、却って脳の疲労につながるから、といわれています。

また、最近の調査で、睡眠時間が６時間未満と８時間以上の人は、
ヘモグロビンＡ1cが高いという結果が出されています。
ヘモグロビンＡ1cは、糖尿病を診断する時の血液の数値で、
6.5以上だと糖尿病とされます。



適切な睡眠時間の人は、中性脂肪が低いとも言われています。
動脈硬化を抑制する働きがある「善玉コレステロール」の値は、
６〜７時間で最も高い傾向を示した、という研究結果もあるそうです。

睡眠時間が極端に長い人、短い人は死亡率も高いと言われます。
メタボ対策の睡眠時間としては、７時間程度が理想的なようです。